木造大日如来坐像
(もくぞうだいにちにょらいざぞう)
【県指定文化財】
所在 | 十市町正覚寺 |
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品質・形状・寸法など |
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年代または時代 | 平安時代末期 |
明治の神仏分離までは十市御県坐神社の神宮寺大日堂の本尊でした。半丈六の大きさにふさわしい安定感に富む像容にまとめられており、穏やかな表情や彫りの浅い控えめな衣文線、抑揚の少ない体つきなどは平安末期(12世紀後半)の保守的な作風を示しています。
橿原市周辺に伝わる大日如来の中でも、本像は正蓮寺の大日如来坐像と並ぶ大作で、平安末期の県内の大日如来を代表する優品として価値が高いものです。
(注意)現在は一般公開されておりません。

木造大日如来坐像
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奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
電話:0744-47-1315
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更新日:2023年03月28日