正蓮寺 大日如来坐像
(しょうれんじ だいにちにょらいざぞう)
【重要文化財】
所在 | 小綱町 正蓮寺 |
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品質・形状・寸法など | 桧材・寄木造・漆箔・彫眼 頭上に宝冠を戴く。智拳印(ちけんいん)を結び、右足を結跏趺坐(けっかふざ)する。 像高148.3センチメートル、面長26.8センチメートル、面巾26.0センチメートル、耳張34.2センチメートル、面奥33.5センチメートル、肘張80.0センチメートル、胸厚32.2センチメートル、腹厚39.5センチメートル、膝高(左)21.8センチメートル(右)21.3センチメートル、膝張108.8センチメートル、膝奥71.5センチメートル |
年代または時代 | 鎌倉時代前期 |
やや下膨れで伏見の表情には生気があり、体躯の肉づけは柔らかみに富み、衣文も自然な流れで表現されており、鎌倉時代の様式であると言えます。
半丈六の仏像であるにもかかわらず、技巧的にまとめられているのが特徴で、院派(京都を中心に朝廷や貴族の造仏を担当していた仏師の一派)系の仏師によるものではないかと考えられています。鎌倉時代前期における橿原市と京都の繋がりを示唆するものとして注目される作品です。

正蓮寺大日如来坐像
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更新日:2023年03月28日