子宮頸がん予防(HPV)ワクチン

更新日:2024年04月01日

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ほとんどの子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が原因となっており、このワクチンはHPVへの感染をふせぐことで子宮頸がんの罹患を予防します。
令和3年11月26日の国の通知により、HPVワクチンの定期予防接種の個別勧奨が再開されることとなりました。

詳しくは、こちらの厚生労働省通知(小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ)をご覧ください。

令和4年4月1日より開始したキャッチアップ接種(平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子が対象)は、令和7年3月31日で終了となります。

定期接種対象者へは予診票、キャッチアップ接種対象者へはお知らせハガキを発送しました。

子宮頸がん予防ワクチンの接種について

子宮頸がんについて

20歳代から30歳代に増加している子宮頸がんは、発がん性のヒトパピロ-マウイルス(HPV)に感染することでかかる病気だと言われています。
このウイルスには多くの女性が一生に一度は感染すると言われていますが、多くの場合は自然に排除されます。しかし、感染が長く続くと数年~数十年かけて子宮頸がんを発症することがあります。
サーバリックス(2価)及びガーダシル(4価)は、子宮頸がん患者の約50~70%の原因とされる2種類(16型・18型)のHPVに予防効果があります。シルガード(9価)は、2種類(16型・18型)に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
なお、ワクチンでは防げないハイリスクHPVもあるため、検診の対象年齢(20歳以上)になったら必ず2年に1度子宮がんの検診を受診しましょう。

子宮頸がん予防ワクチンについて

HPVワクチンを接種するかどうかについて検討、判断するためのワクチンの有効性、安全性に関する情報や、接種を希望した場合の円滑な接種のために必要な情報が掲載されたリーフレットがあります。定期接種の対象となる女の子やその保護者は「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」「子宮頸がん予防ワクチン接種について」をよくお読みいただき、ワクチンの有効性や安全性、リスクを十分にご理解いただいた上で、接種についてご判断をいただきますようお願いします。キャッチアップ接種対象の方は「子宮頸がん予防ワクチンキャッチアップ接種について」をご確認ください。

対象者

接種時に橿原市に住民票がある方で

  1. 中学1年生から高校1年生相当の女子(毎年小学校6年生の女子に3月末に予診票を送付しています)
  2. キャッチアップ接種対象(注)
    (注)平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女子


(注意)2.の対象者の接種期間は令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間。(令和7年3月31日を過ぎると有料になります。)3回接種を終了するには6か月以上かかります。早めに接種を開始しましょう。
(補足)予診票をお持ちでなく、接種希望の方は健康増進課【保健センター北館4階:電話0744-22-8331  】までご連絡ください。
(注意)2.の対象者の内、キャッチアップ開始時期までに任意接種として子宮頸がん予防ワクチンを3回目まで接種し終わっている方は対象外になります。
子宮頸がん予防ワクチンを2回目まで任意で接種しており、3回目を令和4年4月1日から令和7年3月31日の期間に接種する場合は、3回目はキャッチアップ接種として無料で接種することができます。

接種回数・接種間隔

3回(いずれのワクチンも標準として6か月間に3回接種しますが、2回目接種の時期が異なります。9価ワクチンについては、2回接種でよい場合もあります。)

〇サーバリックス(2価ワクチン)
 1回目の1か月後に2回目を接種、1回目の6か月後に3回目を接種。

〇ガーダシル(4価ワクチン)
 1回目の2か月後に2回目を接種、1回目の6か月後に3回目を接種。

〇シルガード(9価ワクチン)

※1回目接種が15歳以上の場合

1回目の2か月後に2回目を接種、1回目の6か月後に3回目を接種。

※1回目接種を中学1年生~15歳未満に実施する場合は基本2回接種

1回目から6か月後に2回目を接種

  • (注意)基本的には、全て同じワクチンを接種することが必要です。

★当該方法をとることができない場合

【サーバリックス(2価)】

2回目は、1回目の接種から1か月以上の間隔をあけて接種。3回目は1回目の接種から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をあけて接種。

【ガーダシル(4価)】

2回目は、1回目の接種から1か月以上の間隔をあけて接種。3回目は、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて接種。

【シルガード(9価)】

※1回目の接種が15歳以上の場合

2回目は、1回目の接種から1か月以上の間隔をあけて接種。3回目は、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて接種。

※1回目の接種を中学1年生~15歳未満に実施する場合

2回目は、1回目から少なくとも5か月以上の間隔をあけて接種。

(2回目の接種を1回目から1か月~5か月未満で接種した場合は、3回接種が必要。3回接種の場合の接種間隔は「1回目の接種が15歳以上の場合」と同様。)

接種場所

  • (注意)奈良県立医科大学附属病院(慢性疾患などを有するなど、注意を要する者に限る)や市外委託医療機関で接種を希望される場合は、健康増進課へ電話等で接種の可否をご確認ください。接種前に予診票と母子健康手帳を持参し、健康増進課(保健センター北館4階)へお越しください。

※こども家庭課(分庁舎2階)では手続きができません。
特に、県外での接種を希望される方は、日数に余裕を持って健康増進課にお問い合わせください。
奈良県立医科大学附属病院の場合は、手続きの前に接種の可否を奈良県立医科大学附属病院にご確認ください

  • (注意)原則保護者の同伴になりますが、13歳以上16歳未満の方は保護者の同意書があれば、同伴なしでも接種できます。予診票の表紙に同意書を記載していだく欄がありますので、同伴されない場合はお忘れのないようにご記載ください。
    16歳以上の方は保護者の同伴がなくても接種できます。(保護者の同意書も必要ありません)

新型コロナワクチンと他のワクチンの接種間隔について

原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
例:4月1日に新型コロナワクチン1回目を接種した場合、他のワクチンを接種できるのは、4月15日(2週間後の同じ曜日の日)以降です。また、4月15日に他のワクチンを接種した場合は、新型コロナワクチン2回目は、4月29日以降接種可能です。
なお、創傷時の破傷風トキソイド等、緊急性を要するものに関しては、例外として2週間を空けずに接種することが可能です。接種可能かどうかは医師の判断が必要になりますので、医師にご確認をお願いいたします。

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課
奈良県橿原市畝傍町9-1(保健センター)
電話:0744-22-8331
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