兵庫県から移住された兒玉さん

2022年、大和八木駅から徒歩約10分の橿原市新賀町に、兒玉さんご夫婦は移住されました。2022年5月にご結婚された、橿原市出身の奥様と兵庫県神戸市出身のご主人。新婚ご夫婦の移住のきっかけや、現在の生活について伺いました。

神戸市の海まで徒歩数分のところにご実家があるご主人が、ご結婚を節目に海なし県の奈良県に移住されました。移住の経緯について奥様はこう話します。

「夫婦2人とも勤務先が大阪なので、まずは大阪や西宮市辺りに住んで、後々橿原市に戻ろうかという話をしていました。でも、家族が増えてから引っ越すとなると大変ですし、引越費用のことを考えると、最初から橿原市に住む方が良いのではということになり、主人も了承してくれました。」

神戸市のようなお洒落な大都市から、奈良県の地方都市である橿原市に移ってこられたご主人。橿原市に移住することに全く抵抗がなかったそうです。

「妻と結婚する前から電車や車を使って何度も橿原市に来ていて、良いところだと思っていました。たしかに神戸市ほどお洒落なものはないかもしれませんが、大阪への通勤は楽だし、巨大なイオンモールはあるし、生活するには便利で、人の多さもちょうどいい町だと思います。」

橿原市出身の奥様はこう話します。

「たしかに大都市の方がお洒落なお店は多いですが、住民も多いのでどこのお店もすごく混むんです。お出掛けするには良いんですが、予約が必要なお店も多くて、日常の生活をするのに毎回予約しないといけないのは大変ですよね。それに駐車場が狭かったり、有料だったりするのですが、橿原市は幹線道路沿いに飲食店チェーンが多くて駐車場も広いです。しかもそれほど混雑していないですね。」

現在お住まいされているご自宅は、奥様のご実家のお隣だとか。

「昔、実家の隣の物件が空家になった際に、私の両親がその物件を購入していたんです。将来子供たちが結婚して家族が増えたときに、近くに住むことができるようにと。私自身は、子供が生まれてからのことを考えると、そこに住めたら良いなと思っていました。賃貸に住むことも考えましたが、主人が私の実家の隣に住むことに全く抵抗がないと言ってくれたので、今の家に決めました。」

と奥様。

ご主人はこう話します。
「僕自身が橿原市をすごく気に入ったというのもありますし、なによりも妻のご両親がすごく良い人たちなので、橿原市に住みたくなったんです。」

これからのことを考えて、奥様のご実家のお隣に住むことを決めた兒玉さんご夫婦。将来お子様が通うことになる小中学校は、奥様の出身校になります。

「妻が小さいころからご近所の方をよく知っているということもあり、僕もよく挨拶してもらえます。町の清掃活動の参加率が高くて、そこでもよく顔を合わせますが、すごく人が暖かいですね。そういう近所付き合いの良さは、防犯や子供たちの通学時の見守りにも繋がることだと思うので、すごく良いことだと思います。」

神戸市から移住されたご主人に、橿原市の魅力をお聞きすると、

「近所で気に入っているところは耳成山で、よく周辺を散歩しています。生活するにあたっては、スーパーや百貨店もあるし、市役所も近いです。駅前の市役所分庁舎がすごく綺麗で、市役所の方もすごく親切な印象でしたね。病院もいっぱいあるし、不便に感じたことがないです。交通の便も良く、大和八木駅からは京都や名古屋にも一本で行けるし、僕の実家にも行きやすいんですよ。週末は奈良市方面や明日香村に出掛けたりもします。また、災害が少ないのも安心ですね。」とご主人。

奥様は、

「有名な橿原神宮には毎年初詣に行っています。また、飲食店や買い物スポットがたくさんあるので、橿原市内で用事が完結します。すごく住みやすいと思いますよ。」と話します。

逆に、橿原市で暮らしてみて困った点についてもお聞きしました。

「災害に強いのは非常に良いところなのですが、盆地のせいか、奈良は夏は暑くて、冬は寒いです。駅から離れると街灯が暗いことと、バスの本数が少ないのが気になるところですね。イオンモール橿原が西日本最大級の大きさで、僕たちも頻繁に買い物に出掛けますが、贅沢を言えば、それよりも少し小さい目のショッピングセンターが近所にあれば助かりますね。」

最後に、橿原市はどんな方におすすめかお聞きしました。

「橿原市は、どんな世代の方でも住みやすいと思います。特に、これから家族を持つ若い方にはおすすめしたいですね。私たち夫婦のように大阪でお仕事されている方も通勤しやすいですし、少し足を延ばすだけでなんでも揃うので、なんの心配もなく暮らせると思います。」