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今井西環濠広場

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かつて今井町は、周囲をぐるりと環濠によって囲まれた、環濠集落を起源とする寺内町でした。調査によって、環濠は16世紀中葉から後半ごろに掘削された旧環濠と、16世紀末以降新たに掘削された新環濠の2時期に分かれることが判明しました。環濠は今井町の排水路としての役割や、災害の際の遊水池的役割など水系の機能を持つと同時に、外敵の侵攻を防ぐ防御・自衛的機能を持っていました。この防御・自衛的機能は、今井町の長年にわたる自治を可能にした諸要因の内の一つであり、他の農村集落において見られる環濠と一線を画している点です。

その環濠のうち、比較的旧況を残している今井町西端部分を、発掘調査の結果を元に広場として整備しています。広場は、環濠の形態や歴史的環境の保存を基本軸に、今井町の生活環境の保全や緑地化、町民や来訪者の憩いの場などの機能も併せ持っています。環濠(幅約11m)を再現し、園路内には地元の方々が藤袴(フジバカマ)を植えておられます。秋には一面に薄紫色の花が咲き、アサギマダラという蝶が飛来して、訪れた人の目を楽しませてくれます。

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