ここから本文です。

更新日:2019年1月9日

6.スタッフのつぶやき

昆虫館のスタッフから、ちょっとした小話をお届けします。

冬でもロビーでスズムシが鳴いています!(平成31年1月9日)
suzumushi2スズムシといえば秋の生き物。でも昆虫館では現在スズムシが元気いっぱいに鳴いています。温度を調節して飼育し、冬にうまく羽化させることができました。まだこれから羽化する子たちもいるので、しばらく展示できそうです。朝と夕方に多く鳴いているので、昆虫館に来た時には聞いてみてね!【T】
何だこれ?ミズダニでした(平成31年1月6日)

みなさまあけましておめでとうございます。今年もどうぞ橿原市昆虫館をよろしくお願いします。

mizudani2新年早々不思議な生き物が見つかりました。ミズカマキリの飼育担当者が「これ何でしょう?」と私のところに持ってきたのです。聞けば少し前に捕まえて飼育しているミズカマキリにたくさん(数えると16個も!)ついていたとのこと。何か良くないものの気がしたのでピンセットでミズカマキリからはがしたとのことでした(とがった赤い物体)。また水槽内の水草には1匹ダニのようなものもいたとのこと(写真中央の足の生えた生き物。緑色のものはマツモの葉)。ダニのようなものは見るからにそこらの落ち葉の下などにいるダニと同じ姿なのですが、不思議なことにその細い足でときどき水の中を上手に泳ぎ回りまわります。さっそく調べてみるとこのダニは水中に生息するミズダニの仲間だとわかりました。そしてミズカマキリにたくさんついていたのはミズダニの第1蛹のようです。第1蛹?何それ・・・。水の中を泳ぐダニがいることにもびっくりしたのに、ミズダニの仲間には卵から幼虫が生まれるとまずミズカマキリなど水生昆虫に取りついて寄生し、ある程度成長したところで第1蛹になり、そこから若虫が生まれ、若虫は寄生せずプランクトンを食べてさらに成長、第2蛹になったのちに成虫になって繁殖するものがいるとのこと。うーん世の中には不思議な生き物がまだまだいるものです。【T】

虫いっぱいの里山づくり隊の超力作、門松登場!(平成30年12月26日)

kadomatsu昆虫館のボランティア団体「虫いっぱいの里山づくり隊」のみなさんが、昆虫館の玄関に大きな門松を作ってくださいました。とても立派なもので、びっくりです。

ポーズをとっている人と大きさを比べてみてください。その大きさがわかっていただけますでしょうか?みなさんよいお年をお迎えください。来年も橿原市昆虫館をよろしくお願いいたします。【T】

サンジャクバナナの実ができました(平成30年12月25日)
sanjakubananaサンジャクバナナはバナナの改良品種で、背たけの低い品種です。蝶の温室2か所に植えられていますが、現在そのどちらにもバナナの実ができています。まだ小さいですがこれからだんだん大きくなりいずれは黄色く熟すでしょう。蝶の温室に入ってすぐ右手にある階段の右側真ん中あたりにあるものが見やすいので見てみてください。先っぽで薄紫色をした変なかたまりは雄花です。表面の皮がペロッと一枚めくれると葯(花粉のついた部分)が現れます【T】
サザンカがよく咲きました(平成30年12月24日)
sazanka昆虫館の背後には市営墓苑があるのですが、そこにはたくさんのサザンカが植えられています。今年はそれがとてもよく咲きました。咲き始めて結構たったし、花びらもたくさん落ちているのでもう終わるかな、と思っていましたが、まだつぼみもあり、もう少し見られそうです。昆虫館にお立ち寄りの際には外を回って裏側のほうも見てみてください。【T】
全国昆虫施設連絡協議会の総会および研究発表会に参加しました(平成30年11月13日)

glowworm全国昆虫施設連絡協議会?耳慣れない団体かもしれませんが、全国の昆虫館が参加して作る協議会です。年に1度総会と各昆虫館の研究発表会、開催施設の見学などが行われます。今年は東京都日野市の多摩動物公園内にある昆虫園での開催でした。研究発表ではイベントや取り組み、飼育技術など各施設の発表がありとても参考になるとともに、こちらも頑張ろう!という気分になります。施設見学では普段は見学できない昆虫園のバックヤードを特別に見せていただきましたが、さすが多摩動物公園。規模も大きく歴史もある施設ですので、どこを見学しても圧倒されてしまいます。その中でもかなり珍しいものを見せていただくことができました。それが写真の虫。何かといえば実はこれ、グローワームの成虫です。グローワームはオーストラリアやニュージーランドの洞窟に住むハエの仲間で、幼虫は光を出して小さな虫をおびき寄せ、食べてしまうという不思議な生態を持っています。飼育はとても難しいのですが多摩動物公園では長年このグローワームを飼育しており、光る様子を幻想的に展示しています。ただ展示しているのは幼虫で、普段成虫を見ることはできません。そんな珍しい成虫を見せていただくことができたのです。見た目には大きなカという感じで目立つ昆虫ではありませんが、さすがは各昆虫施設の方々。見せていただいた瞬間、みんな興奮状態で写真を撮っていました(もちろん私も(笑))

写真の掲載をご許可いただくとともに、会を開催してくださった多摩動物公園様には深く感謝申し上げます。【T】

アサギマダラがやって来た、アサギマダラが飛んでいった。(平成30年11月6日

asagimadara_mark昆虫館の裏手、第2駐車場のフジバカマには連日アサギマダラがやってきていましたが、そろそろ終了のようです。その中には、調査のために各地の昆虫愛好家によって油性ぺンで翅にマーキングされた2匹が混じっていました。また、第2駐車場でマーキングされた1匹も遠くで見つかりました。その結果は以下の通りです。

○9月17日 長野県大町市でマーク→10月17日 橿原市昆虫館第2駐車場で確認

(30日間で南西へ直線距離296km移動)※写真の個体です

○9月27日 石川県白山市でマーク→10月18日 橿原市昆虫館第2駐車場で確認

(21日間で南南西に直線距離221km移動)

○10月22日 橿原市昆虫館第2駐車場でマーク→10月30日 長崎県長崎市で確認

(8日間で西南西に直線距離で600km)

特にすごいのが橿原市昆虫館から8日間で600kmも飛んだ個体で、直線距離で600kmですから1日100kmくらい飛んでいる可能性もあるのではないかと思います。より詳しい結果は昆虫館の標本展示室2にてしばらく展示していますのでご来館された際には目を通してみてください。

情報を教えてくださった皆様、ありがとうございました。【T】

旅をするチョウ、アサギマダラが飛来中!(平成30年10月15日)

asagimadara2018橿原市昆虫館の裏手(チョウの温室がある側)の第2駐車場では現在、ボランティアさんが植えてくださったフジバカマが開花中。その花にただいまアサギマダラが順次訪れています。

アサギマダラは春に北へ、秋に南へ渡りをするチョウとして知られ、中には2,500㎞以上飛んだ個体がいたことも知られています。今がちょうど本州など北の地域から琉球列島など南の地域への旅の時期です。フジバカマの花にはアサギマダラが大好きな物質が含まれているので旅の途中で立ち寄って蜜を吸っていくのです。10月中は見れるかなあと予想していますがもし昆虫館に来られた際には裏手にも回ってみてフジバカマの花でアサギマダラを探してみてください(少し立ち寄ってはすぐに旅立つので、もしみられなかったらゴメンネ!)。旅はしませんが、アカタテハやツマグロヒョウモンなどほかのチョウも蜜を吸いに来ていますよ。【T】

どうしてフランツなの?(平成30年10月2日)

franz

セマルハコガメのフランツ君。3月7日の記事で、なぜ名前がフランツなのかはまたの機会に・・・、と書いておきながらそのままになっていましたが、先日、その件について理由の発表はまだですか?とのご質問をいただきましたので書きたいと思います。それには深いような深くないようなわけがあるのです。

もともと飼育担当者(私です)はカメに名前を付ける予定はありませんでした。ところがフランツ君の水槽に近い新館情報コーナーにいた職員がある日、まだ名無しだったフランツ君のことを「かめ子」と呼び出したのです。(このままでは名前がかめ子になってしまう!カメにかめ子なんて、イヌにいぬ子、ハムスターにはむすたあ子と名付けるようなものじゃないか。)と脅威を感じた私は急きょ「エリザベス」という名前にすることにしました(ちなみに同時にニホンスッポンにはフランソワと名付けました)。名前の由来は特にありません。なんとなく仰々しい名前を付けたかっただけですが、仰々しいといえばこれくらいしか名前が思いつかなかったのです。そしてほかの職員の前でこれからはこの名前で行きます!と宣言したのですが、ついぽろっと「2匹ともオスですけどね」と言ってしまったのです。その結果、ほかの職員からはこの名前ではメスだと思われてしまう!との反発が・・・。反発の大きさに少しふてくされた私は、「じゃあエリザベスとフランソワに匹敵する名前を考えてくれー」と投げやりにいうと、職員の一人(情報コーナーの人とは別)がうーん、と考えた後「フランツとジョージではどうでしょう」と言ってくれました。そしてそれは私にも悪くない名前に思えました。ということでフランツとジョージに決まったわけです。

geogeところで時々「フランツ君の甲らが割れていますが大丈夫ですか?」とのお声をいただきます。フランツ君は近くの香具山で迷子になっていたところを昆虫館に届けられたものですが、その時からすでに甲らは割れており、すでに治った後でした。甲らが割れた当時は大怪我だったと思いますが、現在では甲らの割れ目こそ消えませんが完全に治癒していますのでご心配なく!【T】

フジバカマの威力!(平成30年10月2日)

fujibakama_original

秋の七草でもあるフジバカマですが、ホームセンターなどに売っているのは近縁種と交配させた園芸種がほとんどです。しかし少し前に原種のフジバカマの種をいただきましたので、そこから育てて花を咲かせたものをチョウの温室に入れてみました。咲いた花は園芸種よりずっと白っぽかったのですが(失礼ながら少し地味・・・)、さすがはフジバカマ。マダラチョウの仲間を引き寄せる力はごらんのとおり非常に強力でした(*)。

*フジバカマにはピロリジジン・アルカロイド(PA)という物質が含まれており、フェロモンを作るのにこの物質が必要なマダラチョウの仲間(幼虫の食草にPAを含むオオゴマダラを除く)はこの花の蜜を非常に好みます。【T】

ページの先頭へ戻る

お問合せ

所属課室:魅力創造部昆虫館

橿原市南山町624

電話番号:0744-24-7246

ファックス番号:0744-24-9128

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?