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更新日:2018年10月2日

6.スタッフのつぶやき

昆虫館のスタッフから、ちょっとした小話をお届けします。

どうしてフランツなの?(平成30年10月2日)

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セマルハコガメのフランツ君。3月7日の記事で、なぜ名前がフランツなのかはまたの機会に・・・、と書いておきながらそのままになっていましたが、先日、その件について理由の発表はまだですか?とのご質問をいただきましたので書きたいと思います。それには深いような深くないようなわけがあるのです。

もともと飼育担当者(私です)はカメに名前を付ける予定はありませんでした。ところがフランツ君の水槽に近い新館情報コーナーにいた職員がある日、まだ名無しだったフランツ君のことを「かめ子」と呼び出したのです。(このままでは名前がかめ子になってしまう!カメにかめ子なんて、イヌにいぬ子、ハムスターにはむすたあ子と名付けるようなものじゃないか。)と脅威を感じた私は急きょ「エリザベス」という名前にすることにしました(ちなみに同時にニホンスッポンにはフランソワと名付けました)。名前の由来は特にありません。なんとなく仰々しい名前を付けたかっただけですが、仰々しいといえばこれくらいしか名前しか思いつかなかったのです。そしてほかの職員の前でこれからはこの名前で行きます!と宣言したのですが、ついぽろっと「2匹ともオスですけどね」と言ってしまったのです。その結果、ほかの職員からはこの名前ではメスだと思われてしまう!との反発が・・・。反発の大きさに少しふてくされた私は、「じゃあエリザベスとフランソワに匹敵する名前を考えてくれー」と投げやりにいうと、職員の一人(情報コーナーの人とは別)がうーん、と考えた後「フランツとジョージではどうでしょう」と言ってくれました。そしてそれは私にも悪くない名前に思えました。ということでフランツとジョージに決まったわけです。

geogeところで時々「フランツ君の甲らが割れていますが大丈夫ですか?」とのお声をいただきます。フランツ君は近くの香具山で迷子になっていたところを昆虫館に届けられたものですが、その時からすでに甲らは割れており、すでに治った後でした。甲らが割れた当時は大怪我だったと思いますが、現在では甲らの割れ目こそ消えませんが完全に治癒していますのでご心配なく!【T】

フジバカマの威力!(平成30年10月2日)

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秋の七草でもあるフジバカマですが、ホームセンターなどに売っているのは近縁種と交配させた園芸種がほとんどです。しかし少し前に原種のフジバカマの種をいただきましたので、そこから育てて花を咲かせたものをチョウの温室に入れてみました。咲いた花は園芸種よりずっと白っぽかったのですが(失礼ながら少し地味・・・)、さすがはフジバカマ。マダラチョウの仲間を引き寄せる力はごらんのとおり非常に強力でした(*)。

*フジバカマにはピロリジジン・アルカロイド(PA)という物質が含まれており、フェロモンを作るのにこの物質が必要なマダラチョウの仲間(幼虫の食草にPAを含むオオゴマダラを除く)はこの花の蜜を非常に好みます。【T】

きれいなカメムシの展示はじめました(平成30年9月9日)

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カメムシといえばくさーい生き物。でも中にはとってもきれいなカメムシもいます。特にキンカメムシの仲間はとっても美しく、昆虫愛好家の間では人気の種類です。そんなきれいなキンカメムシの仲間の展示を開始しました。展示しているのはオオキンカメムシ、アカギカメムシ、ナナホシキンカメムシ、ミヤコキンカメムシの4種(ミヤコキンカメムシは数が少ないです)。キンカメムシの仲間は卵を産ませてその卵から親まで育てる累代飼育が難しいのですが、オオキンカメムシは工夫して昆虫館で卵から育てたものです(写真は幼虫で、もうすぐ成虫です)。

もちろんカメムシなのでくさいにおいを出すけど、ガラスの向こうにいるのでくさくありません。その点はご心配なく。【T】

南の島で昆虫観察会 in 石垣島を開催しました!(平成30年8月30日)

お盆も明けたばかりの8月19日~21日に沖縄県の石垣島で現地集合・現地解散の観察会!

そんな無茶な企画で参加申し込みがあるのかどうか不安でしたが、募集してみると定員を超えるお申し込みのあった観察会が無事終了しました(抽選となり、落選された方々には本当に申し訳ありませんでした)。

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南国のエキゾチックな植物がいっぱいの森の中、本土よりもずっとたくさんいるチョウやナナフシ、イグアナを小さくしたようなトカゲ(サキシマキノボリトカゲ)やきれいな緑色のトカゲ(サキシマカナヘビ、石垣島では捕獲禁止なので観察だけ)、美しいカメムシなどたくさんの珍しい生き物たちに参加者も大興奮の観察会でした。

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石垣市役所や石垣島のバンナ公園の方々にもたくさんご協力いただきました。誠にありがとうございました。【T】

昆虫館ロビーでスズムシが鳴きはじめました(平成30年7月3日)

suzumushi暑くなりやっと夏本番という感じですが、昆虫館のロビーではもうスズムシが鳴きはじめました。みなさんひとあし先に秋の涼しげな声を楽しんでくださいね!

ちなみによく鳴いているのは夕方ですが、昼間も鳴いています。【T】

橿原市でサソリモドキ!?(平成30年7月1日)

sasorimodoki少し前の話ですが今年の5月4日に私のもとに、

「こんな虫が死んでたんですが何という虫ですか?」という質問が写真とともにありました。

写真を見るとサソリモドキです。サソリモドキは日本では沖縄県にいるタイワンサソリモドキと、九州南部や奄美諸島、伊豆諸島の八丈島(八丈島のものは国内移入種です)にいるアマミサソリモドキの2種類がいます。この2種類はよく似ていてすぐには見分けがつきませんので、生息地から種類が分かるかと思い、

「サソリモドキの仲間ですね。見たのは沖縄か八丈島あたりですか?」と返すと、

「え?橿原市内ですけど。」と質問者。

思わず「んんんん?」と言ってしまう私。

死体はそのままにしてきたとのことで詳しい場所を聞いて行ってみると、幸いまだありました。胴体だけで5cmくらいある立派なサソリモドキの成体で、死んではいましたがまだ新鮮な死体でした。さっそく回収して標本にしましたが、どうしてサソリモドキが橿原市いたのか謎です。サソリに似た姿で一部の愛好家には人気があるので、もしかすると飼われていたものが逃げたのかもしれません。

ちなみに今回は死体でしたが、生きたものにさわると強いお酢のにおいのする液体を飛ばしてきます。なので生きたものにさわるのはおすすめしませんが、サソリと違って毒はありませんのでご心配なく。飛んだり跳ねたりする虫ではないのであまり逃げられることはないと思うのですが、姿がサソリに似ているだけに知らないと騒ぎになりますので、もし飼われている方がいらっしゃいましたら逃げられないように十分ご注意ください。【T】

日本の国蝶「オオムラサキ」はじめました(平成30年5月29日、6月4日追記)

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今年も昆虫館友の会の会員さんの協力のもと、飼育しているオオムラサキの展示を開始しました。オオムラサキの生態上、チョウの温室にたくさん放してもいまいち姿が見えず毎年展示方法を試行錯誤していますが、今年はアクリルケースに入れて新館にケースを置いて展示してみることにしました。飛んでいる姿はあまり見られませんが、目の前でオオムラサキを見ることができます。これでうまく展示できるかしばらく様子を見てみて、もし不具合があればまた変えてみたいと思います。【T】

平成30年6月4日追記

6月4日より放蝶温室にも放し始めました。オオムラサキの習性上、放蝶温室では放している数の割にあまり見かけませんが、探してみてください。腐ったバナナなども設置しているので、その近くで吸汁しているのをよく見かけます。

ほぼ?かめ卍(平成30年4月28日)

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3月7日にご紹介したかめ卍、ほぼその形(左前足が微妙・・・)になっている姿が撮影できましたのでご紹介します。秋から冬眠状態で寝てばかりいたセマルハコガメのフランツ君。4月25日からようやく目覚めてエサを食べ始めました。

すっかり日差しもあたたかくなったので、窓際に水槽があるミシシッピアカミミガメのラッキー君もめいいっぱい足を伸ばして日光浴しています。この姿勢は日光浴中のアカミミガメの仲間によく見られるもので、クサガメやニホンイシガメはここまで足をのばしたりはしません。【T】

来年に向けてギフチョウの幼虫飼育中!(平成30年4月10日)

gifucho-kanaoi gifucho-jakurei ギフチョウの展示を終了いたしました。短い期間にもかかわらずたくさん見ていただきありがとうございました。現在、来年に向けて幼虫を飼育中です。エサはカンアオイという植物で、昆虫館ではたくさん栽培していますが、毎年幼虫が食べて恐ろしい勢いで葉っぱが減っていきます。現在はまだ小さな幼虫なのにすでにひと鉢が丸坊主。この幼虫がこれから何倍もの大きさになるので葉っぱが足りるといいのですが・・・。

なお、野外のギフチョウの成虫はこれからがシーズンです。近隣では御所市の葛城山の山頂付近で見ることができます。成虫や幼虫の捕獲、幼虫のエサのカンアオイ(ミヤコアオイ)の採集は御所市の条例で禁止されているのでご注意ください。監視員さんも巡回しているとのことです。【T】

金魚がひっくり返って困っています(平成30年4月4日)

kingyo1新館では「奈良県のさかな」のひとつに指定されている金魚を展示しています。この金魚たちは平成25年に開催された昆虫館の特別展「金魚と世界のカブトムシ・クワガタムシ展」で展示していたものの一部です。金魚たちはずいぶん大きくなり、身近な生き物であるにもかかわらず普段見ないような大きさであるためお客様にも大好評なのですが、金魚の成長とともに困った問題が起きるようになってきました。それが「金魚がひっくり返る」という問題です。

金魚はフナを改良したものですが、かなり改良が進んでいるため体型がフナとは似ても似つかない姿になっています。特に丸い形に改良された品種では成長とともにバランスを崩しやすく、時にはひっくり返ったままになってしまうものもいます。病原菌におかされているわけではないのでエサも食べますし、すぐに死んだりすることもないのですが、ひっくり返ってもとに戻らなくなった金魚は、どれだけ手厚く世話をしてもゆるやかに弱り死んでしまうことがほとんどです。また一瞬死んでいるように見えるため、展示の見た目的にもとても困ります。ひっくり返るのはある日突然のため、飼育担当者は日々ひっくり返らないかドキドキしています。

なお、写真のリュウキンは一時かなりひっくり返っていたのですが、最近はひっくり返るのことも少なくなっているようで、今のところとても元気です。【T】

今年も春の女神「ギフチョウ」の展示を開始しました!(平成30年3月24日)

gifucho2018昨年の5月ごろにさなぎになり、10か月も眠り続けたギフチョウが今年も無事羽化し始めました。あまりにさなぎの期間が長いので、毎年無事かえるかどうか毎年ドキドキしますが一安心です。ただまた卵をとって来年のために幼虫を育てるという作業が始まるのですが・・・。

ギフチョウは春の一時期にしか成虫が見られないチョウで、「春の女神」と呼ばれています。その習性上、温室ではあまり飛んではくれないので新館の水槽で展示中です。チョウの展示としてはちょっと不自然ですが、名前は有名なものの実物を見たことがないという人が意外と多い生きたギフチョウをぜひ皆さん見てみてください。4月上旬から中旬ごろまで(チョウが元気な間まで)展示している予定です。【T】

かめ卍、マジ卍!(平成30年3月7日)

semaruhakogame新館で展示しているセマルハコガメのフランツ君(なぜ名前がフランツなのかはまたの機会に)、暖房していても少し室温の下がる冬の間はエサも食べずに寝てばかりです。そんなフランツ君が今日は足を変な向きに曲げて寝ていました。実はこれ、カメがリラックスしているときに見せる姿勢で、今回のフランツ君の手は前を向いていますが、手も同じような形で左右非対称に伸ばしている時もあります。この姿勢はその形から「かめ卍(かめまんじ)」と呼ばれ、カメ好きの間ではかわいいと評判の姿勢です。

フランツ君、もうすぐ暖かくなるからもうちょっと我慢してね!

*「マジ卍!」とは最近SNSなどで使われている言葉で、感嘆を表現したいときに使うんだとか。ちょっとかめ卍とひっかけて使ってみましたが、使い方あっているでしょうか?【T】

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お問合せ

所属課室:魅力創造部昆虫館

橿原市南山町624

電話番号:0744-24-7246

ファックス番号:0744-24-9128

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