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更新日:2012年4月1日
5月4日に子どもらが体中に墨を付け合う祭りがあります。その年の豊作を祈願し、次世代の担い手である子どもらに祭りを楽しみながら農村の伝統や村民との融和を学んでもらう願いも込められています。
この神社は葛城市新庄の柿本神社から分祀したと伝えられています。毎年、5月4日の午後3時ごろになると地域の子どもらが神社に集まり、墨を付け合う祭りが行われます。大きな子どもらが付け役になってススツケ棒を持ち、小さい子らを追いかけまわします。逃げ回っても最後には体中真っ黒にされてしまいますが、真っ黒になるほどその年は、豊作になると言われています。
翌朝、未明に子どもらがノガミ参りをする風習があり、行きは静かに帰り道は、はやし立てながら元気良く帰ってきます。農耕の神様であるノガミさんを祭る行事のひとつですが、なかでも墨を付け合う習慣は特異なものです。天保年間にはすでにこのような祭りが行われている、記録が残っています。県指定無形民俗文化財です。
住所 | 634-0805 奈良県橿原市地黄町445 |
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アクセス方法 | 近鉄大阪線大和八木駅下車、徒歩約10分 |
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